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動的(固定IPv4アドレスを使用しない)で使用できる最大PC数は?

※2024/6/14 更新
本記事でのNAPTセッション数の検証結果に誤りがある可能性があります。
改めて検証を行い、修正を予定しておりますので、現時点では参考程度にとどめてください。



V6プラス、クロスパスのIPoE IPv4 over IPv6 の動的(固定IPv4アドレスを使用しない)の場合は、1個のグローバルIPv4アドレスを複数ユーザーで共有されています。
この制約により、1ユーザーあたり使用できるNATのセッション数が大幅に減ります。

<ご注意>以下、当社の推測であり、VNE事業者の公式情報ではありません。

VNE事業者側機器の、NAPT最大セッション数が不明ですので、全て推測です。
実際の保証セッション数はもっと多い可能性はあります。

保証セッション数 300程度  数台の端末運用で必要な最低数
最大セッション数 4,096   一般的な(BBR)ルーターのNAT上限数
共有ユーザー数 100程度?

共有ユーザー数は検証する手段がないため完全な推測です。仮に100ユーザーとしておきます。
100ユーザーで 65,000セッションを共有すると平均650セッション程度で、オフピーク時には4,096セッションまで使える可能性はありますが、ピーク時は300セッションまでしか使えないということになります。

1台のPCで、どれほどセッション数を使用するかは使用用途(アプリ)に依存するため一概にはいえませんが、50〜300セッション/台程です。

よって、安定して使用できるPC数は、オフピーク時では 20台程度ピーク時では5台程度と予測できます。
WindowsUpdate等が重なると相当数のセッション数を使用することになりますので、同時に10台以上の端末を使う環境では固定IPv4アドレスを使うことをおすすめします。一般的に通信帯域よりNATセッション数が先に枯渇します。

学校などで40台同時に使われるような環境で動的で運用されると確実にセッション数不足になります。
固定IPv4アドレスのご利用をご検討ください。

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